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6.10.2019

ロレックスの隠れた良作「エアキング “ファインリーエンジンターンド”」 ~型式14010/14010Mの魅力~

Komehyo

ブログ担当者:須川

 

■ロレックスの隠れた良作「エアキング “ファインリーエンジンターンド”」 ~型式14010/14010Mの魅力~

 

以前から、私が「もっと評価されても良い」と思っているロレックスがあります。

 

それは、エアキング“ファインリーエンジンターンド”(型式14010/14010M)です。

↑14010

 

少し説明します。ロレックスの「エアキング」は、小ぶりでシンプルなデザインをもつ、紳士用の人気モデルです。そのエアキングは、通常、“スムースベゼル”を採用しています。しかし、上の画像の型式14010/14010Mは、デザイン彫りがされた“ファインリーエンジンターンドベゼル”を採用するエアキングです。今回は、このエアキングを「エアキング“ファインリーエンジンターンド”」と呼ばせていただきます(※1)。

私は、もちろん通常のエアキングも高く評価していますが、エアキング“ファインリーエンジンターンド”の方により魅力を感じています。私が魅力を感じる理由は、以下の2つです。

 

 

 

<エアキング“ファインリーエンジンターンド”の魅力>

 

①個性が追加されたエアキングである点

 

②少し大きく見えるエアキングである点

 

 

では、以降で詳しく説明します。

 

 

 

 

 

 

■「ちょっと個性が欲しい」方にはエアキング“ファインリーエンジンターンド”!

 

先に、エアキングについて知識を深めるところから始めます。

 

実は、エアキングについては、過去の投稿でも解説しています。

↓↓↓

ロレックス「エアキング」ってどんな時計? ~「初心者」にも「時計通」にも相応しいロレックス~

 

この投稿にもあるように、従来のエアキングは

 

シンプルフェイス、シンプル機能、スモールサイズ、リーズナブル」を実現したモデル

 

です。

↑従来のエアキングは

“シンプル・スモール・リーズナブル”

 

上の画像をご覧ください。エアキングは、「日付」表示が省かれています。また、大きさは、通常のデイトジャストのケース径が約36mmなのに対して、エアキングは約34mmと小ぶりです。まさにエアキングは、ミニマルを目指した「シンプルウォッチ」と言えます。

 

きっと、シンプルを好む方は、このエアキングのシンプルさが気に入るでしょう。ただし、消費者の中には「ちょっとだけ個性が欲しい」という方もいるでしょう。そのような方は、エアキングに対して「物足りない」と感じるかもしれません。その方に向けて、私は「ベゼルに個性があるエアキング」である、エアキング“ファインリーエンジンターンド”をおすすめしたいのです。

 

では、エアキング“ファインリーエンジンターンド”の主な種類を紹介します。

 

 

 

<エアキング“ファインリーエンジンターンド”の主な種類>

 

①14010(1990年頃~2000年)

→Cal.3000搭載

 

②14010M(2001年~2007年)

→Cal.3130/ノンクロノメーター搭載

 

③114210(2007年~2012年)

→Cal.3130/クロノメーター搭載

 

ここで紹介した3つのモデルが、1990年~2012年までのエアキング“ファインリーエンジンターンド”の種類です。それぞれのモデルに、たくさんの文字盤タイプが用意されており、「種類が選べる」点も特徴です。

 

 

 

 

 

 

■エアキング“ファインリーエンジンターンド”の魅力

 

ここからが本題です。エアキング“ファインリーエンジンターンド”の魅力を紹介します。冒頭でも書きましたが、私は、エアキング“ファインリーエンジンターンド”には2つの魅力があると感じます。

 

 

 

①個性が追加されたエアキングである

魅力のひとつは、「個性が追加されたエアキング」であることです。シンプルさが特徴であるエアキングに、「ファインリーエンジンターンドベゼル」という個性的なベゼルを組み合わせてインパクトを加えているのです。上の画像を見ていただくと一目瞭然ですが、通常のエアキングに比べると、雰囲気がかなり変わるのがわかるはずです。個性的なベゼルがエアキングに加わることで、腕元に、魅力的なアクセントを添えるのです。

より具体的に、ファインリーエンジンターンドベゼルの特徴を説明しておきます。5分刻みで立体的なマーカーを備え、それ以外の部分はギザギザの刻みを入れています。

 

 

 

 

 

②少し大きく見えるエアキングである点

エアキング“ファインリーエンジンターンド”のもうひとつのの魅力は、小ぶりなエアキングを「やや大きく見せることができる」点です。特に、エアキングを「少し小ぶり過ぎる」と感じている方にとっては、少し大きく見えるだけで違った印象をもつでしょう。

 

では、なぜ大きく見えるのか説明をします。実は、スムースベゼルとファインリーエンジンターンドベゼルは、表面デザインが違うだけでなく、形状自体が違います。下の画像をご覧ください。

通常のエアキングがもつスムースベゼルは、“テーパーをつけて角を落とした形状”をしています。一方、ファインリーエンジンターンドベゼルは、“ベゼルを大きく広げて角を立たせる形状”をしています。この「角が立っている」ことが、サイズを大きく見せる要因になっているのです。

 

 

 

まとめると、

 

エアキングは本来「シンプルで小ぶりな時計」ですが、エアキング“ファインリーエンジンターンド”は、そこに

 

“個性”と“大きさ”を追加したモデル

 

なのです。

↑「個性」と「大きさ」を加えたエアキング

 

ただしエアキングの中でも、型式114210については、角を立たせず、テーパーをつけたファインリーエンジンターンドベゼルを採用しています。つまり、上の内容には当てはまりません。そのため、今回の私のおすすめモデルは、型式14010と14010Mにさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

■最後に

 

皆さんに、エアキング“ファインリーエンジンターンド”の魅力がしっかりと伝わったでしょうか?私の個人的な意見としては、その「ちょっと癖のあるデザイン」が魅力に感じます。

 

また、日付表示がついた「オイスターパーペチュアルデイト」にも、エアキングと同じような“ファインリーエンジンターンド”のモデルがあります。気になる方は、探してみてください。

 

特に、エアキングについては、文字盤のバリエーションが面白いので、是非お気に入りの一本を探してみてください!

 

 

 

※1・・・※ロレックスのベゼルの種類については、過去の投稿をご覧ください

→「【ロレックスの基礎知識】「ベゼル」の種類を押さえる!

 

 

 

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