30.1.2022
【今、人気の腕時計を知る!】ベル&ロス「BR05」
Komehyo
ブログ担当者:須川
今回は、「今、人気の腕時計を知る」というテーマで書かせていただきます。
そこで、私が取り上げたい腕時計はこちらです。
ベル&ロス
「BR05」
私が、ベル&ロスの「BR05」を選んだのは、今回のテーマが「今、人気の…」という枕言葉だからです。この言葉から、私はテーマのニュアンスを、「以前から人気があるものでなく、最近になって人気を獲得したもの」というように捕らえました。そこで、最近になって人気を獲得した新モデルをピックアップしてみました。しかし、その多くは、人気シリーズの“後継モデル”や“バリエーションモデル”であることが多く、なかなか“新シリーズ”というものは少ないように感じました。きっと、人気モデルが一極集中している時計業界にあって、新シリーズを作ることは、なかなか難しい状況なのでしょう。
しかし、多くはないのですが、“新シリーズ”で人気シリーズになった存在がいくつかありました。そのひとつが、今回紹介する腕時計、ベル&ロス「BR05」です。
この新シリーズはバランス感が絶妙です。なぜなら、消費者からの視点でみると、ちょうど「メジャーとニッチの中間」に位置するような存在だからです。そのため、例えば、「みんなと違うモデルを選びたいけど、知名度が低すぎるのも嫌」という方には、是非、おすすめしたい高級時計です。
では、以降で、BR05を紹介していきましょう。
■「BR05」はどのような時計?
まずは、「BR05」がどのような時計なのかを説明します。
ベル&ロスの製品ラインナップは、「VINTAGE」「EXPERIMENTAL」「INSTRUMENTS」にグループ分けされますが、BR05は「INSTRUMENTS」に属します。「INSTRUMENTS」は、「道具・器具・計器」といった意味になりますが、まさにその通りで、そのラインナップ内には、コックピットクロックに範をとったBRシリーズ「BR01」「BR03」「BR S」があります。
そのBRシリーズの“新シリーズ”として、2019年に登場するのが、「BR05」なのです。最初に登場するのは、40㎜ケースの自動巻き3針モデルで、2020年に42㎜ケースのクロノグラフ、2021年に41mmのGMTが加わります。
↑BR05 クロノグラフ
<BR05シリーズ>
2019年 40㎜ 3針 605,000円
2020年 42㎜ クロノグラフ 803,000円
2021年 41㎜ GMT 632,500円
※価格は、ステンレス製ブレスモデルの税込みメーカー価格
そして、BR05がどのようなモデルかについてですが、
「ベル&ロスが作ったラグジュアリースポーツ(ラグスポ)」
と説明するとわかりやすいでしょう。
少し補足しますが、「ラグスポ」は、オーデマピゲの「ロイヤルオーク」やパテックフィリップの「ノーチラス」から火が付いたジャンルで、現在では高級時計の一番のトレンドです。これは、無骨な印象のあった従来のスポーツモデルとは一線を画した、“高級感ある優雅なスポーティウォッチ”を指しています。
ラグスポのブレスモデルは、“一体化デザインのブレス”を採用することが一般的で、本体からブレスまでが流れるようにデザインされています。例えば、下の画像のBR05を見ても、本体とラグが一体化しており、さらに、ラグとブレスは同じラインでデザインされています。まさに、ラグスポらしいデザインです。もちろんデザインだけではなく、外装仕上げのレベルも高く、ミドルレンジの価格帯としては十分な品質を備えています。
また、BR05は、ラグスポで重要な要素である「立体感」も、ベゼルに厚みを持たせることで実現しています。そのベゼルは、BRシリーズらしい4つのビスが付いたスクエア形状で、ベル&ロスらしいデザインを感じることができます。
このようにBR05は、デザイン面でも、今のトレンド「ラグスポ」を押さえており、魅力的な存在です。
■BR05は、バランス感が絶妙!
次に、BR05の良い点についてです。冒頭でも触れましたが、私が感じるBR05の良さは、絶妙なバランス感を持っていることです。
↑絶妙なバランス感のBR05
※画像はBR05ラバーモデル
その絶妙なバランス感の要因のひとつは、ベル&ロスというブランドの立ち位置です。「ロレックスやオメガほどメジャーでないが、時計業界ではある程度、名が通っている」というイメージは、メジャーとニッチの間を狙う消費者にとっては、絶妙な選択肢です。
また、ベル&ロスのラインナップの中でも、BR05は絶妙なデザインをしています。それは、ベル&ロスの従来の人気モデル「BR01」「BR03」「BR S」が、かなり個性的なデザインだったことから、そのように感じます。
↑個性的なデザイン
※画像はBR03
例えば、上の画像を見ても分かりますが、「BR01」「BR03」「BR S」はかなり“角ばった”デザインです。このデザインは、かなり“腕の上で主張するデザイン”だと感じます。しかし、新シリーズのBR05は、従来のBRシリーズの個性を一部残しながらも、“腕に馴染みやすいデザイン”を実現しています。そのため、「BRシリーズの個性は好きだけど、実際に使うには勇気がいる」という方にとって、BR05のバランスは好ましいはずです。その「個性」と「無難」のバランスの良さは、BR05の大きな魅力です。
上の画像は、私が実際に試着したときのリストショットですが、私の感想としても、「普段使いしやすそうだ」と感じました。しかし、ちゃんと個性も感じますので、敢えてベル&ロスを選択した意味も十分に感じます。
■最後に
このように、BR05は「絶妙なバランス」をもつ時計で、かつ、今人気の「ラグスポ」なのです。その時計の正規価格が、60~80万円ほどというミドルレンジ価格帯に設定されていますので、人気を得るのも納得できます。もちろん、並行輸入新品や中古品は、もっとお買い得な価格になります。執筆時点では、3針モデルのステンレスブレスモデルの場合、中古品で40万円前後で出回っています。これはお買い得ではないでしょうか。
最後にもう一押ししておきましょう。もし、皆さんがBR05の実物をチェックする機会があるなら、是非、裏蓋をチェックしてみてください。それまでのBRシリーズにはなかった「シースルーバック」という贅沢な“おまけ”がついてきます。こういった一工夫は、消費者の目線からすると、嬉しいものですよね!
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