13.4.2021
【感想と分析】ロレックスが2021年の新作を発表!
Komehyo
ブログ担当者:須川
■【感想と分析】ロレックスが2021年の新作を発表!
2021年4月7日、予定通り、ロレックス(ROLEX)は2021年の新作を発表しました。
その新作はロレックスの公式ホームページで確認することができます。
その新作ですが、公式ホームページで新作情報が細かな点まで確認できますので、ここでは概要を紹介します。下に、新作の主なモデルをリストアップしましたので、ご覧ください。
このリストでも分かるように、今回、新型が登場したのは「エクスプローラーⅠ」と「エクスプローラーⅡ」です。
その他は、文字盤やブレスレットなど、既存モデルのバリエーションを増やしたものでした。
今回は、ロレックスの2021年の新作について、私なりの感想や分析をお話したいと思います
■新作発表を受けての感想
以前の投稿(※)でも書いたように、私は2021年のロレックスの新作は、
「エクスプローラーⅠ」
「エクスプローラーⅡ」
「ミルガウス」
「エアキング」
のどのモデルかが、新型になると予想していました。
※以前の投稿はこちら
↓↓↓
「【ロレックスの2021年新作を論理的に予測】本命はエクスプローラー、ミルガウスか!?」
結果的には「エクスプローラーⅠ」と「エクスプローラーⅡ」が新型に切り替わりました。
↑今回の主役はエクスプローラー
新型の詳細については公式ホームページをご確認いただければ分かりますが、最も衝撃的だった変更点は、
「エクスプローラーⅠの小型化」
です。
これまで現行モデルとして活躍した214270が39mmサイズだったのに対し、新しい124270は36mmになりました。これは、「2010年以前のエクスプローラーⅠのサイズに戻した」という表現も可能な出来事です。まさに、原点回帰と言っても良いでしょう。
↑2010年ごろまで製造された36mmの114270
最近のロレックスの新型への切り替えの傾向を見ていくと、「新ムーブメントの搭載」と併せて、「大型モデルの投入」というテーマに取り組んでいたようにも感じていました。そのため、「パターンを用意してサイズの選択肢を与える」ということさえせず、純粋に小型化したことは、私にとって意外なことでした。
また、
「エクスプローラーⅠにロレゾール(コンビ)モデル登場」
というトピックも、驚きです。
これまで、エクスプローラーⅠは、ヴィンテージの時代を除くと、コンビモデルを作らずにステンレスモデルのみの展開でした。その流れを打ち切り、ついに、イエローゴールドとステンレスのコンビモデルを発表しました。
ここまで書いたことからもわかる通り、今回の新作で最も私に驚きを与えたモデルは、やはり「エクスプローラーⅠ」なのです。私の周りの人の意見を聞くと、やはり、同じ意見が多かったので、おそらく、エクスプローラーⅠの新型は最も注目される存在と言えるでしょう。
その他のモデルに目を向けると、「エクスプローラーⅡ」は、外観の変更はごくわずかで、メインはムーブメントの刷新です。そして、その他は、ブレスレットや文字盤のバリエーションを増やしたモデルが多かった印象です。
↑エクスプローラーⅡがモデルチェンジ
↑GMTマスターⅡにオイスターブレス版が登場
また、エクスプローラーⅠの新型ほどではないにせよ、
・エクスプローラーⅡの新型
・GMTマスターⅡのオイスターブレス
に関しては、高いニーズがありそうに感じます。きっと、販売が始まると、大きな人気を得ることでしょう。
■新作発表から分析
今回の新作発表から、いくつか分析できることがあります。ここでは、私が個人的に興味の高い点に絞って、4つの分析を紹介させていただきます。
<4つの分析>
①2022年の新作は、「ミルガウス」「エアキング」である可能性が上がった
モデルチェンジが予想された「ミルガウス」と「エアキング」は、今年、発表されませんでした。また、実は「デイトナ」もモデルチェンジの予想がありました。そのため、来年(2022年)の新作候補に上がる可能性があります。
②214270が一時期のみの“ジャンボモデル”になった
エクスプローラーⅠが本来の36mmに戻りました。そのため、生産終了となった39mmのエクスプローラーⅠ「214270」は、歴史上、約10年強の期間しか製造されなかった「ジャンボ・エクスプローラーⅠ」となりました。今後、歴史的な価値に注目が集まるでしょう。
③「ステンレス仕様のみを展開するモデル」の聖域が崩れた
エクスプローラーⅠにロレゾールが発表されたことによって、「ステンレス仕様のみを展開するモデル」というイメージで展開される最近のモデルにも、ロレゾールが発売される可能性がでてきました。場合によっては、オールゴールドが登場してもおかしくはありません。例えば、今後、「サブマリーナ“ノンデイト”」や「ミルガウス」にも、ロレゾールが投入されるかもしれません。
④“シャープラグ”になっていない現行モデル問題
ここ数年の新作は、ラグをシャープにするフォルム(便宜上“シャープラグ”と呼びます)に変更しています。今回のエクスプローラーⅠやⅡも、シャープラグに変更されました。しかし、現行ムーブメントに刷新が完了されているにもかかわらず、シャープラグに変更されていないモデルも存在します。例えば、現行のヨットマスターはシャープラグになっていません。今後、ロレックスがどうするのか気になるところです。
上で、今回のロレックスの新作発表を見て、分析できた4つの点を挙げました。おそらく、これはほんの一例にすぎず、もっと細かく見ると、もっと分析点が存在します。皆さんも、是非、気になる点があれば、掘り下げてチェックしてみてください!
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