23.4.2017
IWC|モデル(シリーズ)紹介 ~“他との違い”を売りにする「アクアタイマー/インヂュニア/ダヴィンチ」~
Komehyo
ブログ担当者:鳥居
質実剛健なイメージを持つ人気時計ブランド「IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)」。
前回の投稿より、時計を選ぶ際に役立つよう、IWCのモデル(シリーズ)紹介を行っております。前回は、IWCのメジャーなシリーズである、ポルトギーゼ、パイロットウォッチ、ポートフィノを紹介しました。
※前回の投稿はこちら
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「IWC|モデル(シリーズ)を分かりやすく紹介 ~人気モデル、入門モデルはどれ?~」
今回は後半として、アクアタイマー、インヂュニア、ダヴィンチを紹介します。これらのシリーズは、一括りにすると、“他との違い”を売りにしているシリーズかもしれません。前回同様に、細かなことろまで紹介すると分かり難くなるため、“シンプルに分かりやすく”紹介しようと思います。実勢価格も分かりやすいように、価格が分かる弊社オンラインストアページへのリンクも設けておきます。
■アクアタイマー
↑アクアタイマー・オートマティック
※上が従来(2000m)、下が現在(300m)
<他との違いポイント>
・従来の通常モデルは2000m防水
※ロレックス/サブマリーナ、オメガ/シーマスターの通常モデルは300m防水
※現行アクアタイマーは300m防水に変更
<ポイント>
・高い防水性を有する本格的ダイバーズウォッチ
・世代によりデザインが大きく変わる
・軽量でかつ金属アレルギーの方にも嬉しい、チタン素材のモデルもあり
<モデル>
・アクアタイマー・オートマティック(定番)
・アクアタイマー・クロノグラフ(定番)
・GSTアクアタイマー(生産終了となったGSTシリーズ時代のモデル)
アクアタイマーの通常モデル(3針モデル)は、2000m防水を誇る本格的なダイバーズウォッチです。「ダイバーズウォッチが欲しい」という方は、各メーカーのダイバーズウォッチを比較検討すると思います。そこで、“高い防水性能”と“独特なデザイン”に惹かれる方が、このモデルを選択するのだと思います(ロレックスのサブマリーナやオメガのシーマスターは300m防水)。なお、アクアタイマー・クロノグラフや、現行アクアタイマーは300m防水です。
回転ベゼルにもこだわりがあり、世代により回転ベゼルに変化がある点も特徴です。また、替えバンドを入手すれば、簡単操作でバンド変更ができる点も特徴です。
※アクアタイマーの価格をチェックする
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■インヂュニア
↑インヂュニア・オートマティック
<他との違いポイント>
・ジェラルド・ジェンタ作品の“耐磁時計”
<ポイント>
・個性的なデザイン、“耐磁時計”というコンセプトに魅力を感じる方に支持される
・従来のモデルは、“時計界のピカソ”ジェラルド・ジェンタ氏のデザイン
・近年は“耐磁時計”というコンセプトを止め、レーシングモデルに変貌
<モデル>
・インヂュニア・オートマティック・8万A/m耐磁モデル(定番)
・インヂュニア・クロノグラフ(4万A/m耐磁モデル)
・インヂュニア・クロノグラフ・レーサー(非耐磁のレーシングモデル)
・インヂュニア・オートマティック・非耐磁モデル(ラウンド型の新定番)
・旧インヂュニア(小ぶりな耐磁モデル)
※インヂュニアSL、インヂュニア50万A/m、インヂュニア・クロノメーター
など
従来インヂュニアは、“耐磁時計”であり、ジェラルド・ジェンタ氏がデザインした個性のあるデザインが魅力なシリーズでした。つまり、個性的なスペック、個性的なデザインをもつ“個性のIWC”でした。しかし、最近は“耐磁時計”というコンセプトを止め、デザインもラウンド型に改めました。現在のデザインは、かつてのGSTシリーズを彷彿させる“質実剛健”的なスポーツデザインになり、以前よりも幅広い層に受け入れやすいデザインです。
※ジェラルド・ジェンタ氏は、時計業界で最も有名な“時計デザイナー”です。オーデマ・ピゲのロイヤルオーク、パテック・フィリップのノーチラス、ブルガリのブルガリブルガリなどをデザインしたことで知られています。
※インヂュニアの価格をチェックする
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■ダヴィンチ
↑ダヴィンチ・パーペチュアルカレンダー
<他との違いポイント>
・IWC独自の永久カレンダークロノグラフ機構
<ポイント>
・“永久カレンダークロノグラフの傑作”として認識されている
・実は、永久カレンダークロノグラフ以外も存在する(3針、クロノグラフなど)
・時代によりケースデザインが大きく変わる
<モデル>
・ダヴィンチ・パーペチュアルカレンダー(定番)
・ダヴィンチ・オートマティック(3針のシンプルモデル)
・ダヴィンチ・クロノグラフ(クロノグラフ搭載)
・ダヴィンチSL(以前のシンプルモデル)
など
ダヴィンチのイメージは、なんと言っても「IWC独自の永久カレンダークロノグラフ」です。通常は、永久カレンダーとクロノグラフを組み合わせたこの機構は、超高額なプライスになります。その常識を覆し、この機構を“超高額”でないプライスで登場させた1985年の「ダヴィンチ・パーペチュアルカレンダー」は時計史に残る名作です。そのため、時計に明るい方にとって、「ダヴィンチ=永久カレンダークロノグラフ」というイメージがあり、“永久カレンダーが定番”という特殊なシリーズです。
また、ダヴィンチのデザインを説明する上で重要な点は、ケースの形です。初期モデルは6角形の形をしたケースでした。そして、1985~2007年は、ラウンド型ケースでした。1980年代に登場したこのケースは、今見るとなんともレトロ感があります。そして、2007年以降はケースがトノー型へ変更されます。こちらも個性的なデザインです。さらに2017年、ダヴィンチは再びラウンド型に変更されました。このように、ケースデザインが時代により大きく変わる点も、ダヴィンチの特徴です。
“時代によりケースの形状が異なる点”と“永久カレンダークロノグラフ以外も存在する点”を組み合わせると、定番モデルではない「外しのIWC」として重宝できる存在かもしれません。
※ダヴィンチの価格をチェックする
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ここまでのIWCのモデル(シリーズ)紹介をご覧になって、いかがでしたか?人気のあるポルトギーゼやパイロットウォッチに加え、入門機としての人気が高いポートフィノがIWCの基幹を支えています。そして、“違い”を提供できるアクアタイマー、インヂュニア、ダヴィンチが、“IWCの奥深さ”を作っているのです。
各シリーズに魅力が詰まったIWC。是非、時計選びの選択肢にしてみてはいかがでしょうか!
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