オメガを語る上で欠かせない人物“ジャック・マイヨール” ~シーマスター120をヒットさせた人物~

オメガを語るときに、キーとなる人物や出来事があります。出来事なら、アポロ計画で月に同行したこと、オリンピックの公式タイムキーパーを勤めていること、天文台コンクールで活躍したことなどです。人物なら、映画007のジェームズボンド、F1のミハエル・シューマッハ氏、そしてジャック・マイヨール氏です。

では皆さん、ジャック・マヨール氏をご存知でしょうか?

マイヨール氏は1988年に公開されたリュック・ベッソン監督の映画「グランブルー」の主人公の名前であり、そのモデルになった実在したフリーダイバーです。1976年にフリーダイビング(素潜り)のヴァリアブル・ウェイトで、前人未到の100mを潜るという記録を達成した人物です。その後、さらに記録を塗り替え、最終的には105mまで記録を伸ばします。

そして1981年、マイヨール氏が101mの記録を達成していたときに腕につけていた時計はオメガの“シーマスター120m”でした。そこから、オメガとマイヨール氏の蜜月関係は始まります。その後の1990年代には、オメガは毎年のようにマイヨール氏とコラボレーションした限定シーマスターを発表します。

今週は、オメガを語る上では欠かせない、ジャック・マイヨール氏についてご紹介いたします。