高級腕時計の時計通信

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8.9.2019

厳選! “手首が細い人”でも選べる高級時計の人気モデル ~ダウンサイジングされた人気モデル~

Komehyo

ブログ担当者:藤井

 

突然ですが、私は体型が“痩せ型”の男性です。体型に比例して、手首も細いので、大型ケースの腕時計が似合いません。きっと、皆さんの中にも、私と同じ悩みを持っている方もいらっしゃるかもしれません。

 

そこで今回は、細身の方におすすめの腕時計を紹介させていただきます。具体的には、「細身の方に似合う“アンダー40mmサイズ”の人気モデル」を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

■ケースが“ベストバランス”になることが重要

 

最初に、細身の方(手首の細い方)が、ケースサイズを気にするべき理由を説明します。まずは、下の画像をご覧ください。

こちらは、腕周り14.5cmというかなり手首の細い人が、ケースサイズ44mmの大ぶりな腕時計(パネライ「ルミノール」)を着用した画像です。正面から見るとラグが大きくはみ出してしまい、見た目もアンバランスな印象になります。

 

そして、次の画像もご覧ください。

こちらは、同じ14.5cmの手首の細い人が、ケースサイズ36mmの小ぶりな腕時計(ロレックス「オイスターパーペチュアル」)を着用した画像です。ラグの曲線と腕周りがマッチしており、見た目にも違和感がありません

 

このように、腕時計も靴や服と同じで、”その人にあったサイズ”が存在します。“腕周りサイズ”であれば、ブレスレットのコマ抜き調整やベルト穴の調整で、購入後にサイズ変更可能です。しかし、“ケースサイズ”は、購入後はサイズ調整ができません。そのため、私はケースサイズを重視しており、「ケースサイズが着用時に“ベストバランス”になること」がとても重要だと考えています。

 

そのため、私は手首の細い方には、ケースサイズが40mm未満の時計、つまり「アンダー40mmウォッチ」をおすすめします

 

 

 

 

 

 

■「アンダー40mmウォッチ」には人気モデルが少ない!

 

私は、「手首の細い方には“アンダー40mmウォッチ”をおすすめします」と言いました。しかし、問題があります。

 

その問題は、

 

“アンダー40mmウォッチ”には人気モデルが少ない

 

という点です。

 

少し説明します。時計業界のここ20年を見ると、男性用ウォッチは、40mmを超えるケースサイズが主流になっています。そして、そもそも人気のあるジャンルである“スポーツモデル”は、以前から40mmを超えるケースサイズのモデルが多い状況があります。

 

例えば、人気モデルのメジャーなタイプであれば、

 

・ロレックス「サブマリーナ」

→40mm

 

・オメガ「スピードマスタープロフェッショナル」

→42mm

 

・カルティエ「カリブル・ドゥ・カルティエ」

→42mm

 

・パネライ「ルミノール1950」

→44mm

 

・ブライトリング「クロノマット」

→44mm

 

というサイズ感です。

↑主流は40mm超のサイズ

※ロレックス「サブマリーナ」

 

 

 

 

 

 

上で挙げた人気モデルは、どれも40mm以上のケースサイズをもっています。これは、2000年ごろ以降、大ぶりな時計が定着したことによって、腕時計の主流サイズが大きなサイズへスライドしたことが理由のひとつでしょう。また、それ以外に、そもそも時計メーカーは全世界に向けて商品を作りますので、日本人よりも大きな体型の人が多い欧米人にも合うように考えられているからでしょう。そのため、40mm以上のサイズに人気モデルが集中しているのです。

 

逆に、アンダー40mmウォッチには男性用の人気モデルが少ない状況です。どちらかというと、アンダー40mmウォッチには、ドレスウォッチや男女兼用デザインが多い印象です。

 

冒頭で書いたように、私は痩せ型の体型です。しかし、個人的な好みを言うと、デザイン的にパネライやIWCの大型モデルに憧れるのです。つまり私は、「人気の大ぶりなモデルが欲しいけど、自分には似合わない」というジレンマを感じているのです。きっと、私と同じ悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。

 

そこで、私と同じ悩みを持つ方に、「本来は40mm超サイズの人気モデルが、ダウンサイジングされ、“アンダー40mm”になったモデル」を紹介します。

 

 

 

 

 

 

■ダウンサイジングされた人気モデル

 

ここからは、私が厳選した、「本来は40mm超サイズの人気モデルが、ダウンサイジングされ、“アンダー40mm”になったモデル」を紹介します。

 

 

 

①ブライトリング

「ナビタイマー1 オートマチック 38」

(A17325/A165B-1WBA)

「ナビタイマー」は、1952年に世界初の航空計算尺付きクロノグラフとして誕生し、当時のパイロットはこの航空計算尺を頼りに航空機を操縦していたといわれています。また、その高いデザイン性から、お洒落に敏感な男性にも支持されています。

 

こちらの「ナビタイマー1 オートマチック 38」は、そのナビタイマーシリーズの新たなモデルで、まだ2018年に発表されたばかりのモデルです。クロノグラフ機構を省くことによりすっきりとしたデザインを実現し、ケース径は約38mmと小型にされました。従来の「ナビタイマー01」は約43mmですので、かなりコンパクトに感じます。もちろん、アイコンである航空用計算尺が備えられており、そこにはパール状の装飾が施されています。過去のモデルからインスパイアされたオールドルックなデザインが特徴です。

 

自動巻モデルで、ムーブメントにはCOSCの認定を受けたブライトリングCal.17を搭載しています。パワーリザーブは40時間以上です。

 

 

 

 

 

 

②ベル&ロス

「BR S-92 ブルー スティール」

(BRS92-BLU-ST/SCR) 

1991年、パリで創業した「ベル&ロス」。現在のアイコンモデルは、スクエア形の「BRシリーズ」で、個性的なデザインと実用性の高さにより人気を得ています。

 

中でもこちらのデザインのモデルは、46mm、42mm、39mmと、3つのサイズを展開しています。今回おすすめするのは、その中でも一番小さい約39mmの「BR S92 ブルースティール」です。本来、BRシリーズは航空計器がモチーフで、視認性を高める為に大型ケースを採用しています。代表的な「BR01」であれば、46mmのサイズがあります。しかし、こちらのモデルは敢えてダウンサイジングされており、細身の男性にもぴったりです。

 

自動巻モデルで、ムーブメントにはキャリバー BR-CAL.302を搭載しています。パワーリザーブは約40時間です。

 

 

 

 

 

 

③パネライ

「ルミノールドゥエ 3DAYS オートマティック アッチャイオ」

(PAM00755)

パネライが民間への販売を開始したのは1997年。かつてのデザインを再現したのがパネライの代表シリーズの「ルミノール」です。ルミノールは時計業界に、大型ケースのトレンドを持ち込んだ筆頭的存在で、44mmが代表的なサイズです。

 

こちらのモデルは、ルミノールを薄型にした「ルミノールドゥエ」の小型サイズです。実はルミノールドゥエには、サイズの種類がいくつかありますが、こちらは約38mmです。かつて「デカ厚」と表現されたルミノールが、「チビ薄」になったのです。パワーリザーブ約72時間の自社製自動巻ムーブメントが搭載されています。

 

 

 

 

 

 

④オメガ

「シーマスタープラネットオーシャン(チタンモデル)」

(232.90.38.20.03.001)

時計業界でも屈指の知名度と実績を誇るダイバーズモデルであるオメガの「シーマスターシリーズ」。そのシリーズの中でも、「プラネットオーシャン」は2005年に誕生した600m防水のハイスペック機です。もちろん、プロダイバーに必要なスペックがあり、回転ベゼルに加え、10時位置にはヘリウムガスエスケープバルブが搭載されています。

 

今回おすすめするこちらのモデルは、約38mmのチタン製のタイプです。従来のプラネットオーシャンは、約45.5mmサイズと約42mmサイズがメインでしたので、38mmは大幅なダウンサイズと言えます。また、チタンを採用しているため、「重い時計は嫌」または「金属アレルギーがあるから腕時計は無理」という方にもおすすめできる一品です。

 

ムーブメントには、クロノメーター認定を受けたコーアクシャル キャリバー8500を採用しています。

 

 

 

 

 

 

■最後に

 

今回は、「細身の方に似合う“アンダー40mmサイズ”の人気モデル」を紹介しました。

 

私は、手首の細い方も、諦めずに理想のデザインの時計を探して欲しいと思っています。

 

ぜひ、参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

 

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