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19.4.2019

ロレックス|ヨットマスターは「青」を狙え! ~私がロレジウムの青文字盤をおすすめする理由~

Komehyo

ブログ担当者:川澄

 

今週は、ロレックス(ROLEX)の人気モデルのひとつ「ヨットマスター」についてです。

↑ヨットマスターロレジウム

 

なぜ今回、ヨットマスターを取り上げるかというと、純粋に、私のおすすめのロレックスだからです。特に、上の画像のモデルである、“ロレジウム116622の青文字盤”が、私のおすすめです。

 

なぜなら、このモデルは

 

スポーツロレックスの中の高級モデル」であり、

 

日常使いしやすいモデル」であり、

 

トレンドを押さえた最新モデル

 

だからです。

 

では、以降で詳しく説明いたします。

 

 

 

 

 

 

■なぜ「ヨットマスター」がおすすめなのか?

 

まずは、「なぜヨットマスターがおすすめなのか」を説明します。

 

そもそもロレックスは、「エクスプローラー」「デイトナ」「サブマリーナ」など、超人気の定番モデルが多くラインナップされています。その中で、私がヨットマスターを推している理由を説明します。

ヨットマスターは、そもそもがヨットクルーズでの使用を想定して作られた、富裕層向けの時計です。1992年に登場して以降しばらくは、ゴールドモデルのみのラインナップでした。その後、1997年にステンレスとゴールドのコンビネーションである「ロレゾール」が登場し、1999年にはステンレスにプラチナ部品を組み合わせた「ロレジウム」が登場します(※1)。

 

この説明で分かると思いますが、ヨットマスターは現在でも、“ステンレスのみで作られたモデル”は登場していません。ここに、私がヨットマスターをおすすめする理由があります。

 

それは、ヨットマスターは、スポーツロレックスの中の“高級モデル”であることです。

 

つまり、ヨットマスターを着けることは、エクスプローラーやサブマリーナよりも、上位ランクのモデルを着けることを意味するのです。その満足感を味わえるモデルがヨットマスターなのです。

 

もしかしたら、ここのまでの説明を聞くと、「ちょっとヨットマスターを選ぶのは敷居が高そう」と感じるかもしれません。しかし、そうではないのが、ヨットマスターの魅力です。それは、「ロレジウム」の存在にあります。

 

ロレジウムは、スポーツロレックスの高級モデルであるヨットマスターの中で、エントリーラインとして存在します。さらに、スポーツロレックスの花形は“ステンレスモデル”ですが、ロレジウムは「ステンレス」と「プラチナ」という同系色同士の組み合わせのため、“ステンレスモデル”のような外観を持っているのです。

そして、価格面も魅力です。現在の相場を見ると、スポーツロレックスの“ステンレスモデル”は、メーカーの新品価格を超えた金額で売られることが多い状況です。そのため、例えば、現行モデルのサブマリーナデイト(116610LN)とロレジウム(116622)の価格を比較すると、かなり近い金額で売られている状況があります(執筆時点)。

 

つまり、ヨットマスターロレジウムは、ステンレスモデルより高級ラインでありながら、ステンレスモデルを買う予算に近い予算で手に入るモデルなのです。

 

 

 

 

 

 

■青文字盤のロレジウムがおすすめである理由

 

現在の、ヨットマスターロレジウムには3種類の文字盤色が存在しています。

・シルバー色

・青色

・ダークロジウム色

 

です。

 

それぞれ良さがあるので、客観的にどれが良いということは判断できませんが、私の主観で語ることはできます。

 

私は、青文字盤のロレジウムをおすすめします。

 

その理由は、「トレンド感が高いから」です。この理由を、掘り下げて説明します。

 

まず、ロレジウムの文字盤は、1999年の登場時からシルバー色を定番として展開していました。そのため、「ロレジウム=シルバー色の文字盤」というイメージが出来上がっています。つまりシルバー色は、「王道の文字盤色」なのです。新鮮味に欠ける点はありますが、もちろん、“王道”が好み方ならうってつけかもしれません。

↑シルバー色文字盤

 

そして、ロレジウムが登場してから13年が経過した2012年、新たな型式のロレジウム「116622」が登場します。この型式になってから、「青」「ダークロジウム」という文字盤色が追加され、3色展開となります。

↑ダークロジウム色文字盤

 

ダークロジウム色は、非常に引き締まった印象を受けます。また、秒針を水色にしたことにより、爽やかな雰囲気も出しています。現実として、3色の中で、このダークロジウムが一番人気のある文字盤色になっています。その代わりに、実勢価格が一番高い状況となっています。

↑青文字盤

 

そして、私が推すのは青文字盤です。青文字盤は、ロレジウムに爽やかな印象を与え、カジュアルさが増します。より若い方にも使いやすいカラーリングです。そしてなにより、最近の時計業界では、青文字盤が流行っています。多くのメーカーが青文字盤を増やし、今や青文字盤は、黒や白の定番文字盤と肩を並べる存在になっています。

 

私の印象としても、青文字盤は、「カジュアルスタイルにもビジネススタイルにもマッチする文字盤色」として認識されるようになり、存在感が高まったと感じます。その青文字盤が、ロレジウムによく合うのです。なぜなら、ヨットマスターがそもそも「スポーティ+ラグジュアリー」という要素を持ったモデルだからです。そのため青文字盤を採用するロレジウムは、本来のヨットマスターのコンセプトにぴったりと合うのです。

 

要するに、私が青文字盤を推す理由は、2012年以降の新しいロレジウムに採用される最新のカラーであり、時計業界のトレンドカラーであるからです。表現を変えると、「王道ロレジウム」ではなく、「今風ロレジウム」であるからです。しかも、実勢価格はダークロジウム文字盤よりも青文字盤の方が安く、価格的な魅力もあります。

 

 

 

 

 

 

■最後に

 

今回私は、“ヨットマスターロレジウムの青文字盤”をおすすめすべく、ここまで書いてきました。しかし、皆さんの中には、「スポーツモデルの青文字盤は、“青サブ”の方が良いでしょ」という方もいらっしゃるでしょう。つまり、青文字盤のサブマリーナデイトというライバルがいます。

↑青サブ/116613LB

 

確かに、大定番であるサブマリーナの青文字盤なので、ロレジウムは人気面では劣勢にあるでしょう。ただし、私なりの意見もあります。

 

まず、青サブは、青色が文字盤だけでなくベゼルにも配色されています。さらに、イエローゴールドとのコンビネーション素材なので、かなりの“キラキラ感”があります。要するに、青サブは主張が強いのです。そのため、青サブは“カジュアルとビジネスの間”という位置づけでの使用は難しいと感じます。

 

一方、“ヨットマスターロレジウムの青文字盤”は、青サブより主張が抑え目で、カジュアル・ビジネス両方の使いがしやすいのです。この「日常での使いやすさ」の点で、私は“ヨットマスターロレジウムの青文字盤”を優位に見ています。

 

さて、皆さんは、どちらに軍配をあげるでしょうか?きっと最後は、好みの問題なのでしょう。

 

 

 

※1・・・ヨットマスターロレゾールは1997年に登場しますが、それはレディスモデルとボーイズモデルでした。男性用のロレゾールが登場するのは、2004年からです。

 

 

 

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