高級時計には「コンプリケーション」と呼ばれ、複雑機構を搭載するモデルがあります。それらは、高級時計の上位モデルとして、多くの時計愛好家に仰ぎ見られる存在です。
そのコンプリケーションにおける、中心的な存在。
それが、「トゥールビヨン」です。
↑トゥールビヨン
※部品がゆっくりと回転している
高級時計に興味のある方であれば、上の画像のような“文字盤の一部がくり抜かれた時計”を見たことがあるのではないでしょうか。この“文字盤の一部がくり抜かれた時計”のうち、その部分にある部品がゆっくりと回転しているものがトゥールビヨンです。
↑オーデマピゲ/ロイヤルオーク・エクストラシン・トゥールビヨン
今回、私は「トゥールビヨンとは何なのか?」という点について書かせていただきます。
もちろん、トゥールビヨンは“機能”ですので、単純に機械的な構造と役割を解説すれば良いのかもしれません。しかし私は、もっと深いところの意味が気になったのです。例えば、コンプリケーションは他にも、「永久カレンダー」「リピーター」「スプリットセコンド」など、様々な種類があります。しかし、なぜかトゥールビヨンがコンプリケーションにおいて一番の花形なのです。これには、きっと理由があるに違いありません。
今回は、この“謎”にも迫りつつ、トゥールビヨンを私なりに解説したいと思います。
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