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10.8.2024

【なぜ人気?】OMEGA スピードマスター 人気の秘訣の3要素 徹底解説

Komehyo

今回は、なぜ「オメガ スピードマスター」が人気なのかについて分析しましたので、そのポイントをご紹介します。
スピードマスターは誰もが一度は聞いたことがある有名な時計です。
では、なぜこの時計がそこまで有名になったのか、その点にも焦点を当ててみましょう。

 

▼目次
圧倒的な”名作”
名作の要素とは
歴史的にすごい
デザイン的にわかりやすい
長く有名である
3つの要素のまとめ
編集長から見たスピードマスターのすごさ
まとめ

 


◾️圧倒的な”名作”

スピードマスターが人気の最大の理由は、その圧倒的な名作性です。
時計の人気モデルは、名作とされるものとトレンドアイテムに大別されます。

例えば、ロレックス サブマリーナーは世界初のダイバーズウォッチとして広く知られています。

スピードマスターも同様に時計業界の名作として認識されています。

 

トレンドアイテムとしては、2000年代にはウブロ ビッグバンが異なる素材を組み合わせるスタイルで新たなトレンドを築きました。
このような背景から、トレンドは時計の人気に寄与する重要な要素と言えます。

 

スピードマスターは特にその名作性によって人気を博しています。

 

 


◾️名作の要素

名作である要素には3つあります。

① 歴史的な重み
名作と呼ばれる時計は開発から現代までの長い歴史にわたり、多くの方より尊敬され続けています。

② 明確なデザイン
アイコニックなデザインは周囲から即座に認識され、その重要性が増しています。

③ 長期間にわたる名声
単なる知名度ではなく、継続的な評価と賞賛が築き上げた名声が、長年の支持を勝ち得ています。

これらの要素がどのようにして形成されてきたのか、以下で詳しくご説明します。

 


◾️歴史的にすごい

まず、オメガというメーカーについて触れていきます。

オメガは過去、職人たちが手作業で時計を作っていた時代に、機械化、自動化、分業化を初めて取り入れ、高精度の時計を量産する体制を築いたメーカーです。

の高精度の証として、オリンピックの公式時計にも選ばれるなど、精度競争でも優れた成績を収めてきました。

最近では、「映画007」でも主人公が着用していたり、高い知名度を持つ要素も多くあります。

そして、スピードマスターの歴史的な重要性についてご存知の方も多いかと思いますが、この時計はニックネームで”Moon watch”と呼ばれ、NASAに公式採用された唯一の時計でもあります。1969年のアポロ計画で初めて月に到達した際に使用された時計であり、その歴史的な偉業は非常に注目されています。

 


◾️デザイン的にわかりやすい

オメガ スピードマスターは、他のブランドの時計とは一線を画すデザインです。

その理由は、ヴィンテージとモダンの中間に位置するデザインにあります。

従来のヴィンテージ時代のクロノグラフには、通常、12時間積算計がなく、9時と3時の位置にインダイヤルが配置される2カウンタータイプが一般的でした。

しかし、スピードマスターは12時間積算計を備え、3番目のカウンターを持つことで、ヴィンテージながらもモダンな印象を与えます。

さらに、ベゼルにはタキメーターが付いており、これもモダンな特徴です。

ヴィンテージ時計では通常、文字盤の外周にタキメーターが配置されますが、スピードマスターはベゼルの外周に配置されており、このレイアウトもまたモダンなデザインと言えます。

 

また、ヴィンテージ時計の多くがシルバーや白文字盤であるのに対し、スピードマスターは珍しい黒文字盤を採用しています。

この選択も現代的な発想からです。

 

現代のクロノグラフと比較すると、スピードマスターはドーム型プラスチック風防を採用しており、ヴィンテージスタイルを維持しています。

一般的なモダンなスタイルではサファイアガラスやフラットなガラスが使われることが多いですが、ここではヴィンテージの趣を感じさせます。

機能面でも手巻きクロノグラフという点で、スピードマスターは現代の自動巻きとは異なるヴィンテージな特性を持っています。

この手巻きクロノグラフとプラスチック風防の組み合わせは他に類を見ないものであり、そのユニークなバランスがスピードマスターの魅力と言えるでしょう。

 


◾️長く有名である

オメガ スピードマスターは1957年に登場し、約70年前の時計です。

また、最初の月面着陸は55年前の出来事ですから、その歴史はかなり古いものとなります。

それ以来、長く愛され続けているスピードマスターは、半世紀以上にわたるロングセラーです。

 


◾️3つの要素のまとめ

これまでに3つの要素についてお話ししましたが、ご覧の通り、スピードマスターはこれらの要素を圧倒的に満たしています。

先に紹介したロレックス サブマリーナーも同様に、これらの条件を満たす名作時計として挙げましたが、皆さんが思い浮かべる名作時計は何でしょうか?

その時計がこれらの要素を兼ね備えているかどうか、調べてみるのも面白いでしょう。ぜひチェックしてみてください。

 


◾️編集長から見たスピードマスターのすごさ

オメガは今でもこのヴィンテージスタイルのクロノグラフを作り続けています。

時計業界全体を見渡しても、スピードマスターのようなドーム型プラスティック風防×クロノグラフを作っているメーカーはほとんどありません。

昔のデザインを今も同じスタイルで維持している継続性は、他のメーカーでは真似できない素晴らしい点です。

さらに、このスピードマスターは実用性を備えているのに、実用性を全面にアピールしていないさりげなさがあります。

NASAに採用された理由は明確で、高精度だけでなく実用性と耐久性が高く評価されたからです。

1950年代のクロノグラフは通常30mmのサイズで作られていましたが、スピードマスターは革新的に12時間積算系の第3のカウンターを追加し、サイズを27mmに縮小しました。

 

このサイズダウンにより、スピードマスターは丈夫さを保ちつつ、金属メタルのケースでムーブメントを保護するインナーケースを周囲に配置することができました。

現代のモデルとは異なる点もありますが、衝撃に強く、耐磁性が高く、防水性能の向上を実現する技術的革新をもたらしました。

 

 


◾️まとめ

今回は「スピードマスターの人気の理由」についてお話ししました。

オメガ スピードマスターには多くの種類があります。

当社KOMEHYOでは現行モデルから過去のモデルまで、幅広く取り扱っています。

それぞれのモデルには独自の個性がありますので、ぜひ店頭で実際にご覧いただけると嬉しいです。

 

 


今回ご紹介した時計は、以下の動画でもご説明しています。

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