8.3.2019
オメガ|シーマスターの人気モデルを比較! ~「シーマスターダイバー300m」と「シーマスター300・マスターコーアクシャル」~
Komehyo
ブログ担当者:澤本
皆さんは、オメガのダイバーズウォッチ「シーマスター」に、“主役モデル”が2種類あることをご存知でしょうか。
ひとつは「シーマスターダイバー300m」
もうひとつは「シーマスター300・マスターコーアクシャル」
です。
最近シーマスターの購入を検討された方の中には、この2つのモデルで迷った方も多いのではないでしょうか。なぜなら、どちらも甲乙つけがたい定番人気モデルです。どちらにも異なった魅力があり、選択に悩むことも頷けます。
そこで今回は、この2種類の人気シーマスターを比較し、両モデルの特徴を紹介します。そして、アドバイスの一環として、私の個人的な意見も紹介いたします。
冒頭で先に結論を言っておきますが、私は「シーマスター300・マスターコーアクシャル」推しです。理由は、後ほど説明しますので、是非、最後まで読んでみてください。
■2つのシーマスターを紹介
まずは、今回比較する2つのシーマスターを紹介します。
①シーマスターダイバー300m
(旧名称「シーマスタープロフェッショナル」)
1993年に登場し、長い間“シーマスターの最定番モデル”として存在するのが「シーマスターダイバー300m」です。少し前までは、「シーマスタープロフェッショナル」と呼ばれていました。時計業界では、「シーマスタープロ」という略称で親しまれていましたので、私にとってはこちらの呼び方の方がしっくりきます。
シーマスターダイバー300mは、王道のダイバーズスタイルを備えている点が、最大の特徴でしょう。夜光塗料が塗布されたバトン型の分針とペンシル型の時針、視認性の優れたドットインデックス、手動のエスケープバルブなど、プロフェッショナル仕様のダイバーズウォッチです。
↑針とインデックス
ムーブメントは自動巻き、クォーツの2種類あります。そして、ケースサイズは28mm、36mm、41mmの3種類、さらにクロノグラフやGMTなどの機能がついたモデルもあり、さまざまなバリエーションが存在します。
↑機能つき(クロノグラフ)
②シーマスター300・マスターコーアクシャル
2014年に発表された新たなシーマスターが、「シーマスター300・マスターコーアクシャル」です。このモデルは、1957年に登場したヴィンテージモデルの復刻モデルで、当時の雰囲気を再現しています。
ただし、単純な復刻というわけではでありません。なんと、15000ガウスの耐磁性をもつ“マスターコーアクシャル仕様”を組み込んで再構築したのです。また、裏蓋はシースルーバック仕様にしています。これは、従来の「耐磁時計はシースルーバックにできない」という常識を覆すもので、最新技術と言えるでしょう。
つまり、外観は“ヴィンテージテイスト”でありながら、スペックは“最新”なのです。このシーマスターは、発表から5年が経過した現在、すでにオメガの“新定番”として定着しています。
ここで紹介した2つのモデルは、「300」という数字が入るので、モデル名で語ると混同しやすいかもしれません。以降では、
シーマスターダイバー300m
→「シーマスタープロ」
シーマスター300・コーアクシャル
→「シーマスター300」
と表現します。
また、過去の投稿「オメガ初心者でもわかるシーマスターの選び方② ~シーマスターで人気の“定番モデル”はどれ?~」でもこの2つのモデルを紹介しています。そちらも併せてご覧ください。
■私のおすすめは、「シーマスター300」!
ここからは、私の意見を紹介します。冒頭でも書きましたが、私は「シーマスター300」を推します。
↑シーマスター300(チタンモデル)
ただし、これは個人的な好みであって、もちろん、シーマスタープロも同じく魅力的なモデルであることに疑いの余地はありません。ただし、私はシーマスター300を推すにあたって、しっかりと理由をもっています。
それは、「デザインがよりスタイリッシュでおしゃれだから」です。
この理由を皆さんに理解していただくために、私が感じるシーマスタープロとシーマスター300のイメージの違いを紹介しましょう。私のもつイメージは、下の通りです。
<定番2大シーマスターのイメージの違い>
・シーマスタープロ
→「無骨な本格的ダイバーズウォッチ」
・シーマスター300
→「スタイリッシュでおしゃれなダイバーズウォッチ」
どちらのモデルも、300mの防水性能をもつ本格的なダイバーズウォッチです。しかし、上で挙げたように、私は大きな印象の違いを感じます。では、なぜそのような印象の違いが生まれるのでしょうか。その印象の違いの要因を、それぞれのディティールをチェックすることで、炙り出しましょう。
まずは、ベゼルについてです。シーマスタープロのベゼルは、回転操作がしやすいように“指の腹がフィットしやすいような窪み”がついています。例えるなら、“ナット”のように引っ掛かりを意識したベゼル形状です。さらに、回転ベゼル上には、1分ごと刻みの目盛りが描かれます。そのため、ベゼルデザインとしては、「機能性重視」という印象です。
↑ベゼルの違い
左:シーマスタープロ、右:シーマスター300
一方、シーマスター300のベゼルは、外周に無数の細かなエッジを作ることで、指への引っかかりを作っています。そのため、シーマスタープロのような“ナット形状”ではなく、純粋な円形に見えます。さらに、ベゼル上の目盛りは1分ごとの刻みはなく、5分ごとにされています。見た目もすっきりしており、「シンプルさ重視」という印象を受けます。
次は、針とインデックス(アワーマーカー)を見てみましょう。シーマスタープロの針とインデックスを見ると、針は、バトン型の分針、ペンシル型の時針、赤い先端をもつ秒針で構成されています。そして、インデックスは、ドット型とバー型です。針もインデックスも、読み取りやすさ、つまり「視認性の高さ」を重要視している印象です。
↑針とインデックスの違い
上:シーマスタープロ、下:シーマスター300
一方、シーマスター300の針とインデックスは、アロー型の時針とドーフィン型の分針、そして、楔型のインデックスで構成されています。全体的に三角形を多様したデザインで、「シャープなデザイン性」を重視しているように感じます。もちろん、夜光塗料はしっかりと塗布されていますので、視認性も確保されています。
そして、ブレスレットの造りも見てみましょう。シーマスタープロのブレスレットは、サテン(つや消し)仕上げを多用し、9列に見える細かなパーツからなるブレスレットです。ゴツゴツとした印象の「男らしいデザイン」です(※1)。
↑ブレスレットの違い
左:シーマスタープロ、右:シーマスター300
一方、シーマスター300のブレスレットは、3列構造です。これはヴィンテージシーマスターのデザインを踏襲するもので、形状としてはレトロです。ただし、面積の多い中央部をポリッシュ(つや有り)仕上げにしています。その光沢のある仕上げのために、「上品な印象」を受けます。
これらのディテールから感じる点をまとめると、
・シーマスタープロ
→「機能性重視」「男らしいデザイン」
・シーマスター300
→「シンプル」「シャープ」「上品」
と、評価できるのです。
そして、私の個人的な好みは、「男らしさ < 上品さ」です。そのため、私は、“デザインの好み”でシーマスター300に軍配を上げたのです。もちろん、時計の性能面の評価をするならば、別の答えになるかもしれませんが。
■最後に
今回は、シーマスタープロとシーマスター300を比較しました。そして私は、“スタイリッシュでおしゃれなデザイン”をもつシーマスター300に、高い評価を与えました。
実は、その他にもシーマスター300の評価ポイントがあります。ひとつは、シーマスター300は1957年のダイバーズウォッチの復刻ですので、ヴィンテージ感を感じることができるデザインを持っている点です。例えば、夜光塗料の色は「焼けたトリチウム」を彷彿とさせるカラーリングで、ブレスレットデザインは1950年代を感じさせてくれます。
↑ヴィンテージな雰囲気の夜光塗料
さらに私は、シーマスター300に行われた、「レトロとモダンの絶妙な融合」を評価しています。説明すると、シーマスター300は、独特な光沢をもつセラミックベゼルを備えます。さらに、裏蓋はシースルーバックです。この2つは、最近の時計業界のトレンドであり、モダンな作りと言えます。他方、シーマスター300は1950年代のヴィンテージデザインの復刻であり、レトロでもあります。その、レトロとモダン融合が絶妙なバランスなのです。
以上の理由で、私は、シーマスター300が好みなのです。
ただし、最近のモデルチェンジによって、“最新のシーマスタープロ”はスタイリッシュに生まれ変わりました。時針やエスケープガスバルブにもテーパーが与えられ、よりシャープなデザインになりました。さらに、ベゼルだけでなく文字盤までセラミック製になり、高級感は増しています。
↑最新のシーマスタープロ
どうやら、私の評価するシーマスター300に、最強のライバルが現れたようです!
※1・・・シーマスタープロのブレスレットは基本的に9列タイプですが、過去にはシンプルな5列タイプもありました。
↑Ref.2254.50の5列ブレスレット
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