高級腕時計の時計通信

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3.6.2016

30代男性はどの高級時計を選べば良いか? ~30代はこだわりの革バンドモデルを!~

Komehyo

担当:南

 

多くの男性の憧れアイテムのひとつである高級時計。中には10代や20代の頃から既に興味があり、触手を伸ばしている方も数多くいらっしゃるかと思います。例えば、以前のブログ「新入社員が許容される高級時計は何か?」で述べさせていただいたように、弊社でも多くの新社会人の方に高級時計を紹介させていただいております。しかし今週は敢えて30代にフォーカスをして、「30代の男性」におすすめの高級時計を紹介いたします。

 

先に結論を述べておきます。私が30代の方へおすすめしたいことは、「名門メーカーの革バンドモデルをこだわって選ぶことです。以降の文章で、その理由も併せて述べさせていただきます。

 

↑30代におすすめの時計を紹介

 

 

 

 

 

■30代は高級時計の買い時!

 

急に「30代」というワードを出しましたが、実はこの年代に限定をした理由があるのです。それは私の個人的な意見として、30代は高級時計の買い時だからです!少しこの点を解説いたします。

 

ではまず、「30代」はどのような年齢で、20代とどのように違うのでしょうか?例えば、大学卒業後に新入社員として入社をした方であれば、入社10年を過ぎた頃が30代に当たります。昇進や転職などの経験を経て、社会人としての視野が広がってきている時期だと言われます。プライベート面でも、結婚や子供の誕生という人生における大きな幸福を手にする方もいます。そして、マイホームやマイカーを購入する方も多く見られます。もう学生時代の自分とは全く別人のように成長しているのではないでしょうか。つまり、30代は様々な経験を経て、「学生時代の感性」が抜けて「円熟した感性」を持ち始めた時期なのです。もちろん、40代、50代、60代とさらに感性が円熟していくとは思いますが、30代はそのスタート地点だと感じます。

 

この考えを前提にすると、30代の頃になると、20代の感覚で選んだものが「若いなぁ」と感じるタイミングでもあります。もしかしたら、20代で気に入って購入した高級時計から気持ちが離れることもあるかもしれません。例えば、「この時計、デザインが若いなぁ」とか、「後輩がこの時計と同じようなもの着けているしなぁ」などの考えを持つ状況です。逆に、30代が「円熟した感性」のスタートだと考えると、30代の感性で大事に選んだものは、その後の40代以降も相棒のように大切にできる可能性があります。これが、私が「30代は高級時計の買い時」と主張する理由です。

 

 

 

 

 

■30代の時計の選び方は「こだわり」+3つの要素!

 

そんな30代が選ぶべき時計とはどのような時計なのでしょうか。前述した過去のブログ「新入社員が許容される高級時計は何か?」で紹介をしたおすすめ時計は、主に「20代」に向けたものでした。その際は、ロレックスの「エクスプローラーⅠ」やオメガの「シーマスターアクアテラ」といった、3針、メタルバンド、自動巻、防水機能付きという実用性にすぐれたモデルを20代の王道時計として紹介しました。今回はその10年~15年後をイメージした「30代のための時計」についてです。

 

私が30代の男性の方におすすめしたい時計の選び方は、人気モデルから選ぶのではなく、「こだわり」で選んで欲しいということです。特に、新社会人になった際に20代の王道時計を購入した方が、30代になって購入する時計は、2本目の高級時計ということになります。その際は、是非「こだわり」のある選び方を実践していただきたいです。

 

誤解がないように補足しますが、「人気モデルを選ぶな!」ということではありません。「こだわりで選んだ結果が、偶然にも人気モデルであった」という過程なら問題ありません。私の意図は、既に「円熟した感性」を持ち始めた30代であれば、「人気モデルという枠組みから選ぶ」という手段をとる必要はないということです。「人気モデル」という枠組みから選ぶ手段は楽ではありますが、自分らしさを最大限発揮した手段にはなりえません。

 

さらに、「こだわり」を持つことを選び方の最大のキーポイントとしながら、次のことも考慮してはいかがでしょうか?

 

 

 

①フォーマルな場にマッチすること

→30代以降は、よりフォーマルな場に出向く機会が増えることが想定されます。

 

②20代の時に購入した時計と使い分けできること

→20代の時に購入した時計を若く感じるのであれば、「プライベートウォッチとビジネスウォッチの使い分け」という手段をとることもできます。

 

③30代以降も長く使え、一緒に年を取れること(アフターケアが長くできる) 

→30代の感性で購入した時計は長く使える可能性が高いです。メンテナンスが長くできるメーカーを選びましょう。例えば、人気が一過性になりそうなファッションブランドから発売された時計は、いつかメンテナンスができなくなる状況になる可能性を秘めています。名門時計メーカーであれば、大きな資本もあり安定したメンテナンス環境が続くと予想ができます。

 

 

 

 

 

■30代は「名門メーカーの革バンドのモデル」を!

 

「こだわり」を持ちながら、上で紹介した①~③の3つの要素を満たす時計はどのようなモデルでしょうか?いろいろあるとは思いますが、「名門メーカーの革バンドのモデル」であれば間違いないはずです。

 

一例ですが、例えばジャガールクルト「レベルソ」はいかがでしょうか?ジャガールクルトといえば、時計好きが選ぶ時計としても有名な老舗ブランドです。そのなかでも角型反転ケースで人気が高いのが「レベルソ」シリーズです。1931年に誕生した名作中の名作です。現在のレベルソはサイズ、機能、素材などで多くのバリエーションを持っています。その多くのバリエーションの中から、「こだわり」の一本を探すことができる魅力があります。 そのレベルソシリーズの中でも、私のおすすめは 「グランド・レベルソ・ウルトラスリム・1931」です。

↑ グランド・レベルソ・ウルトラスリム・1931

(Q2788570)

 

グランド・レベルソ・ウルトラスリム・1931の名称に入る「1931」は、1931年に作られていたレベルソの復刻モデルであることを表しています。最近のレベルソでは珍しい黒文字盤を採用しており、ベージュがかったヴィンテージテイストのインデックスやバトン型の針を組み合わせています。さらに、文字盤には「REVERSO」とモデル名のみ刻まれ、文字盤にメーカーロゴを敢えて入れないこだわりは圧巻です。

 

また7.2㎜と薄型に作られていることで、フォーマルな装いにも抜群にマッチします。革バンドをナイロンベルトに変更すると、文字盤とベルトのバランスでヴィンテージ感がより前面に押し出され、全く違った顔も見せてくれます。 使い分けの面でも、もし1本目に所有した時計が20代の王道時計(丸型ケース・3針・メタルバンド)であれば、レベルソの角型ケース・2針・革ベルトという選択は変化に富んで面白みがあります。

 

 

 

 

私のおすすめは、飽くまで一例です。その他にも、ブレゲ「タイプXXアエロナバル」、 ジラールペルゴ「ヴィンテージ1945」 、IWC「ポルトギーゼクロノグラフ」 などなど、30代のこだわり時計は数多くあります。要するに「名門メーカーの革バンドモデルをこだわって選ぶことを実践していただければ良いのです。

 

30代の皆さん、是非、こだわりの革バンドモデルを探してみてください!

 

 

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