エルメスのバーキンとボリードの使い勝手を比較
■INDEX
・エルメスのバーキンとボリードの違いとは
・エルメス バーキンとボリードで悩む理由
・バーキンとボリードの価格と重さの差
・バーキンとボリードの見た目のサイズ感の差
・バーキンとボリードの収納性の差
・バーキンとボリードの使い勝手の差
・まとめ
■ エルメスのバーキンとボリードの違いとは
似たようなバッグどっちを選んだらいいの?
同ブランドで、同じようなサイズ・価格の2つのバッグ。
どんな基準で、どっちを選んだらいいの?
という悩みをもった方は多いのではないでしょうか?
お手頃な価格帯のアイテムであれば決断もしやすいですが、
高価であればあるほど、決断しきれない場面も増えてくると思います。
そんな、「どっちを買ったらいいの?」という疑問は接客中にも遭遇します。
エルメスにおいては、使い勝手や価格などの視点からバーキンとボリードでその悩みを伺うことがあります。
では、なぜバーキンとボリードで迷う方が多いのでしょうか?
■エルメス バーキンとボリードで悩む理由
「価格」
「見た目のサイズ感」
「持った時の重さ」
「使い勝手」
の4点でどれも同じくらいに感じて迷うかたが多いのではないでしょうか。
そこで今回は、この2つのアイテムの違いをそれぞれの視点から検証してみました。
※比較の対象は、同程度の規格であるバーキン30センチとボリード31センチの牛革素材で比較してます。
■バーキンとボリードの価格と重さの差
バーキン | ボリード | |
国内定価 | 1,320,000円(税抜き) | 980,000円(税抜き) |
中古相場 | 100万~200万円 | 50万~100万円 |
重さ | 920g | 760g |
※2019年9月1日時点
上記の表から
・ 定価はバーキンの方が30万程度高い。
・ 中古で買うならボリードの方がオススメ
ということがわかります。
中古価格の相場がかなり違いますが、これは「直営店で購入できる機会の差」に原因があります。
ボリードは国内定価で購入できる商品なので、中古相場で定価を超える価格が付けられるケースは殆ど無いということです。
ただし、ボリードの生産量もバーキンと同様に希少でブティックに並んでいる事の方が稀なことに違いはありません。
また、重さにおいてはボリードの方が若干軽い事が分かります。
ただし、中に入れるモノの量によっては差がなくなる程度なので、バッグ自体の重さを気にするより、収納する荷物の量を調整することをオススメします。
■バーキンとボリードの見た目のサイズ感の差
バーキン30センチとボリード31センチのそれぞれのサイズを測ってみました。
バーキン30センチ
横幅30センチ 高さ25センチ ハンドル高さ10センチ 奥行き15センチ
ボリード31センチ
横幅31センチ 高さ23センチ ハンドル高さ10センチ 奥行き12センチ
比較すると、横・縦・ハンドルの高さは殆ど変わらず、違いは「奥行き」にあります。
つまり、正面から見ただけではサイズ感は殆ど変わらないといえます。
■バーキンとボリードの収納性の差
サイズの違いからも分かるように、バーキンとボリードの収納力に大きな違いはありません。
ただし、バーキンとボリードには以下の違いがあります。
① バーキンは蓋を開けてカジュアルに持つことができる。
② ボリードは開けっ放しで持つと、だらしなく見えてしまう。
③ どちらもマチが細くなる構造になっているのでふたを閉めると、高さの半分程度までしか収納できない
つまり、バーキンは見た目の大きさと同じ程度の収納力がありますが、ボリードは奥行きを考慮して収納しなければなりません。
■バーキンとボリードの使い勝手の差
①物の出し入れ
例えば、スマートフォンを入れて、取り出すまでの時間を計ってみます。
バーキン・・・約12秒
(ふたを空けて締めるまでの時間)
ボリード・・・約4秒
バーキンの場合、かぶせ蓋の開け閉めで少し時間がかかってしまいます。
ボリードは間口がファスナー構造なので、出し入れがし易い構造になっています。
中にしまった物をサッと取り出したい方は、ファスナー構造のボリードをオススメします。
②ストラップの有無
バーキンと違い、ボリードであれば付属のショルダーストラップが付いています。
手がふさがる事を避けたい方はボリードの方がオススメです。
■まとめ
最後にバーキンとボリードの差をまとめてみました
- 価格 :国内定価では、バーキンとボリードの価格差は30万程度だが
中古価格だと、倍ほどとなりボリードの方がお値打ちで手に入りやすい - 見た目のサイズ感 :ほとんど同じ
- 重さ :ボリードの方が少し軽い
- 収納 :バーキンの方がたくさん入れられる
- 使い勝手 :ボリードの方が出し入れがし易い。また、ショルダーストラップが付いていて手がふさがることも防げる。
つまり
・軽さや使い勝手を優先する方にはボリード
・収納力と、商品の希少性に魅力を感じる方にはバーキン
という風に分ける事ができるのではないでしょうか。
もちろん、バッグ自体デザイン・カラーなどを見たときに感じる、「かわいい!」「オシャレ!」といった直観的な要素も購入の決め手になって来ると思います。
今回の記事を参考にしながら、あなたにとってベストなバッグを探してみてください。