【2024年最新版】 シャネル ミニマトラッセの教科書
■INDEX
はじめに
シャネルのミニマトラッセとは
あなたの好みのミニマトラッセは？
ミニマトラッセの使い勝手はいい？
バニティバッグやココハンドルとの違いは？
ミニマトラッセの新品と中古価格は？
最後に
はじめに
多くの女性の憧れのブランドであるシャネルは、これまでの歴史でたくさんのバッグを生み出してきました。
※シャネルのバッグについてはこちらの記事をご覧ください。
その中でも有名な「マトラッセ」は、名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか？ブランドの定番アイテムではありますが、素材やカラー、サイズなど、その種類は多岐にわたります。
今回は、そんな多種多様な「マトラッセ」の中でもひと際小さく、しかし最も注目される
『ミニマトラッセ』をご紹介いたします。
シャネルのミニマトラッセとは
ミニマトラッセはその名の通り「小さいマトラッセ」という意味ですが、そもそも何をもって「ミニ」とするのでしょうか。
多くの場合、横幅20cm以下のマトラッセからミニマトラッセと呼ばれています。
ただし、この呼び方はシャネル公式が定めたものではなく、ファンが付けた愛称のようなものです。
そのため20cmというのも明確な基準ではなく、人によってどのサイズからミニマトラッセと捉えるかは異なります。
ミニマトラッセの中でもさらにサイズの小さいものは、”エクストラミニ”や”ミニミニ”と呼ばれることもあります。
こちらも明確な基準は定かではありませんが、おおむね横幅15cm以下から、ミニマトラッセと区別するために上記のように呼ばれることが多い傾向にあります。
そもそも「マトラッセ」というのはフランス語で”ふっくら膨らんだ”という意味があり、シャネルではバッグに限らず、ダイヤ型にキルティング加工されたデザインのことを総じて呼ぶことが多いです。
そのため、この記事では「マトラッセ」とは”ダイヤ模様のキルティングと革ひもの編み込まれたチェーンが特徴的なバッグ”のことを指し、「ミニマトラッセ」という場合、”69900”という型番で販売されている横幅20cmのマトラッセチェーンバッグのことを指すこととします。
あなたの好みのミニマトラッセは？
ミニマトラッセにも様々な種類があります。素材、カラー、サイズ別にご説明します。
素材
シャネルには代表的な三つの素材があります。
つぶつぶとした型押しがキャビアのように見えることが由来の「キャビアスキン」。
艶感のある上質な印象の「カーフスキン」。
柔らかくしなやかな肌触りの「ラムスキン」の三種類です。
キャビアスキン
カーフスキン
ラムスキン
カラー
恐らくマトラッセといえばブラックの印象が強いと思いますが、ミニマトラッセも例外ではありません。
ショルダーバックということもありカジュアルなイメージになりがちですが、ブラックやホワイト、レッドなどはドレッシーなコーディネートにも問題無く使えます。
写真はミニマトラッセでは定番のモデル「69900」です。
黒いラムスキンの高級感をシルバーの金具がまとめあげる、大人の女性のための一品です。
一方でピンクやパープルなどの明るい色は、挿し色としてファッションを華やかにしてくれます。服装の色味が落ち着いてしまいがちな秋冬の季節により似合うのではないでしょうか。
これも大き過ぎないミニマトラッセだからこそできるコーディネートです。
サイズ
前述の通りミニマトラッセにも様々なサイズがあります。
これまでご紹介したアイテムはすべて最もポピュラーなミニマトラッセです。
これよりもさらに小さいのが「エクストラミニ」と呼ばれるモデルです。
このサイズになると、バッグというよりはむしろアクセサリーに近い感覚で使用することになりそうです。
だからこそ写真のような少しチャレンジングなカラーもおすすめです。
ミニマトラッセの「素材」「カラー」「サイズ」についてご紹介しました。
あなたにぴったりのミニマトラッセを見つけてみてください。
ミニマトラッセの使い勝手はいい？
その使い心地や収納力は気になるところですが、結論からいうと、ミニマトラッセの使い勝手は「良い」といって差し支えありません。
その理由はミニマトラッセの絶妙な構造とサイズ感、小ぶりながらも隠された収納力に秘密があります。
具体的に解説します。
ミニマトラッセの定番のモデル「69900」は、横幅が約19cm、マチが約6cmと小ぶりではありますが、コンパクト財布とスマートフォン、ハンカチを入れても少し余裕があります。
昨今のミニバックブームにピッタリのサイズですね。
また、そのサイズ感に対してポケットが多く、背面に一つ、内側にはファスナーポケットとフリーポケットがそれぞれ一つずつあります。
ポケットはどれもマチがないため、入れられるものは限られますが、チェーンウォレットのように交通系ICカードとクレジットカードを分けて入れたり、お札をたたんで収納するなど、使い方はいろいろ考えられそうです。
チェーンはそのままで斜めがけやワンショルダーにかけてもいいですし、内側で紐で結んでチェーンを短くしてハンドバックのように持つことも出来ます。
あえて長いまま、中腹辺りをまとめて握ってひざ下あたりまで垂らすような持ち方もオススメです。
※ショルダー金具が内側の革に当たりやすくなりため、傷や金具跡を避けたい場合はお控えください
現金からキャッシュレスへと持ち物の小型化が進んだことや、そもそも多くの物をもたないシンプルなライフスタイルが主流になりつつある昨今において、ミニマトラッセはむしろ「最適解」といえるかもしれません。
バニティバッグやココハンドルとの違いは？
シャネルがこれまでに生み出してきた数多くのバッグの中には、代表格のマトラッセに並ぶ名作が他にも多く存在します。
「ミニマトラッセ」の魅力について、同じくシャネルの人気モデルであるバニティバッグとココハンドルと比較してみます。
①バニティバッグ
元々はコスメポーチの役割を持つ「バニティバッグ」は、今ではファッションアイテムとして、シャネルのみならず様々なブランドからミニバッグとして展開されています。
最大の特徴はやはり形状です。
多くがコロンとした筒状のフォルムで可愛らしい印象が魅力です。
またトップにハンドルの付いたモデルも多く、ショルダーストラップを外して小さいハンドバックとして持つ事もできます。
その特徴から、利用できるシーンは限られますが、そのトレンディさとアクセサリーのような可愛らしさは他にはない魅力といえるでしょう。
②ココハンドル
マトラッセのトップフラップに、その名の通りハンドルが付いたデザインの「ココハンドル」は非常にバランスの取れたバッグといえます。
ミニマトラッセよりも丸みのあるフォルムで、トレンドの移り変わりにも流されず、オンオフ兼用で使えます。
また、ラージサイズは、ちょっとした遠出なら、これ一つで十分といっていい収納力があることも魅力です。
ミニマトラッセにもハンドルの付いたモデルがないわけではありませんが、その形状をお求めであればこの「ココハンドル」のほうがやや優勢でしょうか。
「お好みで」と、いってしまえばそれまでですが、三者三様の持ち味があり、用途やシーンによって評価が分かれそうですね。
個人的には、オンオフ兼用を求めるなら「ココハンドル」。
可愛らしく少し個性を出したいなら「バニティバッグ」。
ブランドの代表モデルである「ミニマトラッセ」はちょうどこの中間（良いとこ取り）のイメージではないか、と考えています。
ミニマトラッセの新品と中古価格は？
定番である「素材：ラム」「カラー：黒」という条件で比較した場合、ミニマトラッセの相場は以下の表のとおりです。
| 横幅（型式） | 国内定価（税抜） | 中古販売価格 |
| 17センチ（35200） | ￥672,000 | ￥750,000 |
| 20センチ（69900） | ￥702,000 | ￥750,000 |
※国内定価は2023年10月現在の価格になります。
※中古販売価格は比較的年式の新しい綺麗なコンディションを想定した価格になり、状態･製造年式などにより大きく異なる場合があります。
最後
唯一無二のエレガンスを体現するマトラッセ。
長い間女性に愛される伝統的なデザインを現在のトレンドであるミニサイズに落とし込んだミニマトラッセは、今後も年代を問わず多くの女性に支持されるでしょう。
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