【最新版】エルメスの使い勝手抜群なバッグ「リンディ」|その特徴やサイズ展開などをご紹介
■INDEX
・はじめに
・リンディの特徴
・サイズ展開
・素材展開について
・最後に
■はじめに
エルメスのリンディという名前のバッグをご存じでしょうか。
2006年前後に販売開始された定番のバッグですが、2019年にミニサイズが追加されたことを皮切りに、非常に注目を集めています。
今回はリンディについて、主に使いやすさに重点を置いて解説していきます。
購入を検討している方だけでなく、”リンディ”という名前を初めて聞いた、知ってはいたけど詳しくは知らないという方も、ぜひ自分が使う場面を想像しながらご覧ください。
■リンディの特徴
まずは特徴について説明していきます。
大きな特徴は、以下の2点です。
①2WAYバッグとしての機能性
②荷物が取り出しやすい間口
順番に詳しく見ていきましょう。
2WAYバッグとしての機能性
リンディの最大の特徴は、ハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても使えるという点です。
ストラップ部は取り外しができない為、ハンドバッグとして使うときは目立たないように後ろに回して持ってみても素敵です。
柔らかいシルエットになるので、荷物が少ないときはハンドバッグとして使うと革独特のやわらかい表情が演出できます。
取り出しやすい間口
かぶせ蓋をファスナーで閉める構造の為、写真のように大きく開くことができ、大きな物も出し入れしやすい構造になっています。
また容量に関しても、内側にしきりが無く長方形に近い形状のため、物を入れるスペースをゆったりと確保できます。
加えてさりげなく嬉しいポイントとして、外側にポケットがついており、スマートフォンや定期券など、サッと取り出しやすい構造になっています。
ショルダーバッグとして持つことで負担も軽減できるので、お出かけ先でちょっと荷物が増えそうな時でも安心です。
■サイズ展開
次にリンディのサイズ展開に触れていきます。
容量がイメージしやすいよう、各サイズの目安の容量をリットル換算で記載しています。
ペットボトルなど身の回りのものでイメージしながらサイズ感の参考にしていただければ幸いです。
26cm
横×縦×マチ(幅) : 約 26cm × 17cm × 13cm
容量:約4.8リットル
リンディが登場した当初は26cm、30cm、34cmの3サイズでした。
その中でも最もコンパクトで使いやすいと評判だったのが26cmです。
最もコンパクトでありながらもデイリーユースには充分な収納力を有しており、長財布、携帯電話、化粧ポーチを入れても余裕があります。
30cm
横×縦×マチ(幅) : 約 30cm × 20cm × 15cm
容量:約7.7リットル
26cmより収納性が増し、デイリーユースであればまず容量の心配はないだろうというサイズ感が30cmです。
具体的には、26cmよりも約1.5倍容量が増えています。
折りたたみ傘や水筒など、普段からの備えで荷物が多くなってしまいがちな方でも余裕をもって使っていただける収納力が魅力です。
34㎝
横×縦×マチ(幅) : 約 34cm × 22cm × 16cm
容量:約 10.3リットル
さらに容量が多くなり、日帰りのちょっとしたアウトドアにも活躍の幅が広がったのが34cmです。
デイリーユースの必需品にプラスして軽めの上着やポーチなど、あったらうれしいなというものも収納できます。
シーンを選ばず使えるという、使い勝手の良さが魅力です。
45㎝
横×縦×マチ(幅) : 約45 cm ×26 cm ×26 cm
容量:約27.5リットル
メンズサイズのリンディになります。今では展開がなくなっており、非常に稀少なサイズになっております。
男性の方で、リンディをお探しの方であればオススメのサイズです。
20cm(リンディ ミニ)
横×縦×マチ(幅) : 約 19cm × 12.5cm × 9cm
容量:約1.6リットル
リンディミニは2019年頃に登場しました。
ミニバッグがトレンドバッグとして流行し始めたころ、その特徴的なデザインと斜め掛けのかわいいシルエットで一躍大人気となりました。
その人気の高さは、国内定価よりも中古販売価格の方が高くなる現象が起こっているほどです。
▼参考
国内定価(税抜) | 中古販売価格(税抜) | |
リンディ 30cm | ¥1,120,000- | 95万円前後 |
リンディ 26cm | ¥1,020,000- | 110万円前後 |
リンディ ミニ | ¥831,000- | 120万円前後 |
※2023年5月現在
※素材:トリヨンクレマンス カラー:黒での比較となります。
※年式やコンディションなどによって中古販売価格は異なります。
手のひらに軽々と乗せられるミニマムなサイズ感でありながら、スマートフォンとコンパクト財布を収納することができます。
使い勝手の良さとトレンド性を併せ持ち、素材やカラー、使い方によって個性を演出できるのがリンディミニが支持されている理由ではないでしょうか。
容量の計算方法
1立方センチメートル=0.001リットル。
横×縦×マチ(幅)からそれぞれ1cm(革の厚み分)を引いた値を掛け算し、その値を上の等式通りに換算しました。
■素材展開について
次に、リンディに使われる素材はどのようなものなのか解説していきます。
リンディによく使われる素材は以下の3つです(サイズによって素材展開が異なります)。
①トリヨンクレマンス
②スイフト
③エヴァーカラー
それぞれについて詳しく解説していきます。
トリヨンクレマンス
トリヨンクレマンスは柔らかさが特徴の牛革です。
表面の革目(シワ)は、それぞれにわずかな光沢が感じられ、スイフトに比べて、つややかな印象を受けます。
また、革目のおかげで多少の傷がついても目立ちづらいのも利点です。
スイフト
スイフトは手に吸い付くようななめらかさが特徴的な、しっとりとした印象を与える牛革です。
非常に細かい革目の効果で、遠目から見るとマットな光沢が高級感を感じさせます。
また、トリヨンクレマンスに比べて発色に優れています。
エヴァーカラー
エヴァーカラーも牛革であり、見た目はトリヨンクレマンスとよく似ています。
トリヨンクレマンスと比較すると肌触りは固めで、ハリのある印象を受けます。
どちらにもそれぞれ良さがあるため、どの素材を選ぶかに正解はありませんが、コーディネートにカラーをワンポイント添えるためにリンディミニを探している場合には、発色の良い”スイフト”がオススメです。
一方で、バッグは知らず知らずに擦れたり傷がついてしまうアイテムです。
なるべく傷が目立ちにくい素材をお好みの方は”トリヨンクレマンス”を選んだほうが、綺麗な状態で長く使えるのではないかと思います。
また、流通量は非常に少ないですが、オーストリッチやワニ革素材(ニロティカス)などのエキゾチックレザーでも展開があります。
素材選びにもこだわりたい方は、このような革からも探してみると面白いと思います。
オーストリッチ
■最後に
今回はリンディについてご紹介しました。
ミニサイズの登場によって再び注目され、2WAYなどの使いやすい構造であることからも人気と実用性を兼ね備えたバッグといえます。
15年以上販売されており、サイズ、素材、カラーなどラインナップが豊富なアイテムであるため、きっと自分にぴったりなものが見つかるはずです。
この機会に、ぜひお気に入りのリンディを探してみてください。
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